エール（月～金）第8週「紺碧の空」（5/18～22日）あらすじ　早稲田の応援歌に苦労する裕一、裕一の心を動かすため音は・・・・

ある日早稲田大学応援部の団長・田中隆（三浦貴大）が突然、裕一（窪田正孝）を訪ねてきた。

田中隆は裕一に「応援歌『紺碧の空』に曲をつけて欲しい」と依頼しに来たのだった。

当時、大学野球の早慶戦で早稲田は、慶応に新しい応援歌が誕生して以来、連敗していたのだった。

そこで早稲田大学応援部も、新しい応援歌を作りたいということだった。

裕一はその依頼を一度は断るが、早稲田の第一応援歌を作曲したのが小山田耕三だと知り心が動き、引き受けることとした。

しかし次の早慶戦に間に合わせるには、あと10日しかなく・・・・・・。

早稲田の応援歌を引く受けたのはいいが、裕一の曲作りの苦戦は続いていた。

バンブーのマスター・梶取保（野間口徹）が「書けないのは、自分の音楽を作ろうとしているからでは？」と助言するが・・・・・。

裕一は家に帰ると「意味わからないよ。自分の音楽を作っちゃいけないの？」と音に話すと、音は、裕一が西洋音楽に憧れすぎていることを指摘するが・・・・・。

裕一は仕事も応援歌もそっちのけで、交響曲を書き上げて、「最高傑作だ」と自信を持って小山田耕三（志村けん）に見せるが・・・・・。

しかし小山田は、裕一の曲を話にならないといった様子で・・・・。

家に帰って音に、「僕はダメだ。何もない人間なんだ」と言い、泣きじゃくる裕一。

早慶戦まであと3日しかない。

焦りを感じた応援団部員が裕一のもとを訪れると裕一は「自分には書けないから他の人に頼んでほしい」と告げるが・・・・・。

「勝つためには応援歌が必要」だと訴える応援団長・田中。

「応援歌って勝ち負けには関係ありますか？早稲田が負けるのはただ弱いからなのでは？」と反論する裕一。

翌朝、裕一に書き置きを残して音は豊橋市に帰っていった。

豊橋で音は、実家の家族に裕一のことを相談するのだった。

丁度姉の吟（松井玲奈）が鏑木（奥野瑛太）と、結婚の挨拶をしているところだった。

軍人でもある鏑木は「軍人が命を懸けて戦えるのは、誰かのためだからです。祖国・両親・友人・戦友のために戦う。裕一さんはどうですか？」という言葉を投げかけた。

これを聞いて音はあることに気づいた。

急いで東京に戻った音は、田中隆の元を訪れ、「裕一さんの心を動かすのはあなたしかいない。あなたのために応援歌を作ってもらうの」と田中に告げるのだった。

早慶戦まであと１日。田中は裕一のもとを訪れ、自分が応援部に入ったきっかけについて語った。

自分が運動会の時に、藤堂先生の指揮するハーモニカの音に励まされたことを思い出した裕一。

「僕は忘れてた。自分ばっかし見て周りに人がいるこどを忘れてました。」と言い、一気に曲を書き上げた裕一。

早稲田に新しい応援歌が出来た。

新しい応援歌で臨む早慶戦。3試合のうち１勝１敗に持ち込み、最後の試合の前には裕一が合唱指導も行った。

全員が一丸となって挑み、見事早稲田が勝利。

応援部員から感謝される裕一。

裕一は「救われたのは僕の方です。おかげで、やっと目が覚めました」と感謝を述べるのだった。