特捜9　season3（6/10日放送）⇒「特捜9」season1 第9話「連続殺人犯X」あらすじ動画をお試しで無料視聴する方法　驚くべき猟奇的連続殺人犯Xの正体とは！

新藤（山田裕貴）はこの日も弁当の使いっ走りをしながら「。自分はこのままこの特捜班にいていいのか？ここには目標となるべき先輩がいない」と考えていた。

そんな時、殺人事件の一報が入った。

被害者はヤギトモコという75歳の女性。

遺体発見現場は、板橋区内の公園。

遺体の後頭部には殴打された跡があった。

そして不思議な事に、腕には3本の切り傷がつけられていた。

更に臨場した直樹（井ノ原快彦）が、不自然に膨らんだ遺体の口を調べると、ニセモノの警察バッジが出てきた。

同じ板橋南署管内では、過去に被害者がニセの警察バッジを咥え、腕に切り傷がある殺人事件がすでに2件発生していた。

1件目は、ビルの外階段で40歳代のウエノテツヤという男性が、拳銃で撃たれて殺害されたもの。

そしてウエノテツヤの腕には、1本の傷がつけられていた。

2件目は、裏路地のゴミ置き場の中で発見されたカトウヒトミと言う大学生が、絞殺されたもの。

そしてカトウヒトミの腕には、2本の傷がつけられていた。

そして今回のヤギトモコの事件。ヤギトモコの腕に3本の傷がつけられていたことより、今回が連続殺人事件の3件目ではないかと推測された。

所轄の刑事・見村岳（笠兼三）たちは、同一犯による連続殺人事件と見て「連続殺人犯X」を追っていた。

特捜班が捜査応援に加わるが、所轄の刑事らは非協力的な態度だった。

署長の佐野真一（伊藤洋三郎）によると、「前の事件で本部からきた管理官の指揮に従ったせいで初動捜査が遅れた」「これを根に持っているのでは」という事であった。

署長の佐野は、ノンキャリアから署長まで上り詰めた刑事だった。

佐野が昇進するきっかけとなったのが、かつで話題になった殺傷事件を解決した事であった。

佐野は非協力的な三村たちの無礼を謝り、過去の捜査資料を特捜班に渡した。

日頃、警察官のあるべき姿について悩んでいた新藤は、そんな佐野の人柄を見て「佐野こそが目標としたい警察官だ」と慕い始めるのだった。

捜査資料には、捜査から浮かび上がった犯人像が詳細に書かれていた。

①犯人は防犯カメラの設置場所を熟知している可能性が高い。何故なら遺体発見現場付近の防犯カメラには、犯人らしき人物が一切写っていない。

②3箇所の現場には共通して、26cmのスニーカー痕があった。これから推察すると犯人は170cm前後の比較的若い男性と思われる。

③ニセの警察バッジを咥えさせられていたことから、警察又は板橋南署に恨みのある者の犯行の可能性がある。

④腕の傷は死後つけられたもの。

⑤標的の性別、年齢、殺害手口はバラバラ。これはいろいろな殺人を試してみたい猟奇性があるのでは。

特捜班も3件目の事件の捜査を開始した。

被害者の住んでいた古い文化住宅を捜査する直樹と新藤。

被害者は身寄りがなくひとりでひっそりと暮らしていたことがわかった。

直樹がその被害者の部屋で、骨壷に入ったお金を見つけた。このお金は死後の葬儀代として残していたものではないかと思われた。

そしてもうひとつ、折り紙で作った船も見つけた。

新藤に「この船は騙し舟と言って二人で遊ぶもの」だと説明する直樹。

そしてもうひとつ、板橋にある神社のお守りが見つかった。

2件目の事件を調べる志保（羽田美智子）と村瀬（津田寛治）。

被害者の大学生ヒトミが就職活動で訪れた会社に聞き込みをすると、その会社に就職が決まっていたことがわかった。

更にヒトミの友人という社員から、「ヒトミがストーカー被害を受けていた」と聞かされた。

そして盗撮された数枚の写真を見せられた。

その写真を調べたところ、それらの写真はみな、池袋で撮られたものとわかった。

盗撮現場を絞り込むと・・・・。

その中には、ラブホテルの4階から撮られたものもあった。

1件目の事件を洗いなおす青柳（吹越満）と矢沢（田口浩正）。

被害者のウエノは警察学校を途中でやめた経歴があり、実家は売りに出されていた。

そして遺体発見現場とは離れた実家周辺で事件と同じ日に銃声のような破裂音が聞こえたという情報を得る。

音が聞こえたという周辺を探すと「塚源組」という暴力団事務所があった。

この組は、板橋周辺を仕切っている「大達組」と抗争中だった。

連続事件として捜査をしない特捜班に所轄の佐野は苛立ちを隠さず、新藤は署長の佐野に逐一報告していた。

ストーカーは連続事件とは関係ないだろうと言う佐野に、新藤は「尊敬してます」と言ってますます佐野を慕うようになった。

そんな中、署長の助言に従った現場をくまなく捜索すると、犯人が傷をつけた時に使用したサバイバルナイフが発見された。

そして被害者3人のDNAも検出され、腕に傷をつけたナイフが特定された。

完全に出遅れた形となった特捜班だったが、直樹たちは連続殺人ではなく、バラバラの事件の可能性を疑っていた。

直樹は、被害者の文化住宅の外で寂しそうにしている少年を見つけた。

そして少年の手には折り紙の騙し舟が握られていた。

志保と村瀬は写真が撮られたラブホテルへ再び向かい、従業員からある証言を得た。

事件の核心、犯人に辿り着く特捜班・・・・・・。

果たして犯人は？

これは本当に連続殺人事件だったのか？

事件の全貌を明かすため、新藤が署長の佐野へ報告に行き・・・・