麒麟がくる　第18話「越前へ」（5/17日放送）あらすじ　伊呂波太夫の助けで無事に越前の朝倉義景家へ着いた十兵衛たち

長良川の戦いで息子の高政に敗北し命を落とした斎藤道三。

斎藤道三に味方した十兵衛は、高政から明智城を襲撃され・・・・。

光安の命により高政軍から逃げる十兵衛。

尾張へ向かおうとした十兵衛達の前に、現れたのは駒と菊丸だった。

「尾張は高政軍が見張りを増やしています。北へ」という菊丸の言葉で、十兵衛たちは北へ向かう事を決めた。

北へ向かう山の中で先を急いでいる十兵衛達の前に、今度は伊呂波太夫が現れた。

伊呂波太夫は帰蝶から、十兵衛達を越前へ逃がす様命じられていたのだった。

最初は伊呂波太夫を疑っていた十兵衛だったが、「太夫は私の親しいお方です。」という駒の言葉を聞いて、十兵衛は、伊呂波太夫に従うことを決めた。

山の中の小屋で夜を過ごす事となった十兵衛たち。

そこで十兵衛は伊呂波太夫を道三の城で見かけた事を思い出し、駒にどんな人物か尋ねた。

「私が子供の頃にいた、旅の一座の頭で、私の姉の様な存在です。」と答える駒。

煕子の手から血が出ている事に気づいた駒が、菊丸に薬草、十兵衛には水を汲んでくるよう頼んだ。

井戸で水を汲んでいる十兵衛に、菊丸が話しかけてきた。

菊丸は、「今は駿河の薬屋で働いている。薬屋には４～５日休むと言ってきたが、そろそろ戻らないといけない。本当はどこまでもお駒さんについて行きたかったと、お伝えください。」と言って駿河に戻って行った。

一方駒は、煕子の手当をしながら、自分が小さい頃、火事場から美濃の武士に助けられたという話をしていた。

そして、「その武士が麒麟の話をしていた」と駒が言っているのを聞いた牧は、「駒の腕に傷があるか？」と尋ねた。

牧は、亡き夫の光綱から、火の中から小さな女の子を助け、旅の一座に預けたという話を聞いていたのだった。

それを聞いた駒は驚いたが、光綱は亡くなっており「お会いしたかった。」と涙を流すのであった。

翌日、越前へ着いた十兵衛達は、朝倉義景に会う事となった。

十兵衛が朝倉義景に頭を下げると、朝倉義景が伊呂波太夫に「近衛家の姫君は顔を出したか？」と言うのだった。

朝倉義景と伊呂波太夫の会話で、伊呂波太夫の素性が明らかになり・・・・。

その２人の会話を聞いた十兵衛は、驚くのであった。
その文には。明智十兵衛が越前に落ち延びる事があれば匿う様にと書かれていたのだった。

「自分は穏やかに暮らしたい」と言う義景に、伊呂波太夫は、「明智十兵衛様については、尾張の帰蝶様から頼まれた。もし美濃が越前に攻め入る事があれば、尾張が越前を助けるでしょう。」と諭すのであった。

十兵衛に、「そちの為に尾張が動くのか？答えよ。」と問う義景。

「わたくしに、尾張を動かす力などありません。」と答える十兵衛。

十兵衛は、必要な金を用立てするという義景の申し出を断り、近くの廃屋に住む事になった。

廃屋の片付けをしながら亡き父について話す十兵衛と牧。

「負けた時にどう耐えるか。その時にその者の値打ちが決まる」と亡き父の光綱が言ったという牧の言葉で父の光綱を懐かしく思い出す十兵衛。

その頃尾張では、弟の信勝が信長の見舞いに訪れ・・・・・