警視庁捜査一課長 2020　第9話（7/2日放送）密室状態の殺人事件に挑む大岩たち、５人の中の誰が犯人なのか？

今回の事件は、「被害者が自分で墓穴を掘った」という奇妙な事件。

奇妙な事件の知らせを受けた警視庁捜査一課長・大岩純一（内藤剛志）が現場に向かった。

被害者は、雑貨通信販売会社「ザッカリータ」の経理部長・唐沢民矢（小松利昌）で、本社の庭の一角に掘られた穴の中で頭から血を流して死んでいたのだった。

現場にはアルミケースが残されていて、1万円札が1枚だけフタに引っかかっていた。

被害者は庭に埋まっていた大金が入っていたアルミケースを掘り出した直後に、何者かに頭部を殴られて殺害されたものと推測された。

事件が起きたのは早朝5時頃ということがわかった。

社長の倉前風吹（森尾由美）によると、社員たちは通常の勤務時間にとらわれず、自由に勤務していたとのこと。

事件発生時には日課の掃除をしていたという風吹のほか、販売部長・小堺保（前野朋哉）、商品開発課長・足利玉美（黒沢あすか）、商品管理・新島朱音（小西桜子）仕入れ担当・蜷川義和（藤田富）ら計5人が社内にいた。

また敷地の裏手には川が流れていて、裏手から敷地への出入りは不可能であることが判明した。

それ以外の場所には防犯カメラが設置されていて、事件発生から警察が駆け付けるまでの間に、出入りした人物はいなかったこともわかった。

つまり現場は密室状態であり、犯人は5人の中の誰かに違いない。

唐沢を殺害して現金を奪った犯人は、社内のどこに隠したのだろうか。

小山田大介（金田明夫）管理官は、奪われた金の捜索を開始した。

そんな中大岩らは唐沢が、「うちの会社には埋蔵金がある」と話していたことを聞いた。

社長が「私の宝物は埋蔵金」と言っていたというのだが、社長に確認すると、その発言は否定された。

更に捜査を進めていくと、「ザッカリータ」は取引のない会社に振込をしていて、税務調査を受けていたことがわかった。

現場資料班刑事・平井真琴（斉藤由貴）の感があたっていたのだ。

取引のない会社は、社員たちと関連のある会社だった。

取引のない会社と関連ある社員が、遺体が発見された時に社内にいた従業員であった。

どうやら社長は訳ありの社員ばかりを雇って、そのしりぬぐいをしていた様で・・・・。

刑事部長の笹川（本田博太郎）や、小春（床嶋佳子）からのヒントで、真琴は石を雑巾で包んで凶器にしたのではないかと迫り・・・・・。

社長を追求すると、社長は、金を唐沢と一緒に埋めたことは認めた。

その金は、訳あり社員のしりぬぐいの費用にするためのものだった。

その費用を社長が勝手に使ってしまったが、唐沢はそれを知らずに掘り返したのだろうというのであった。

社長は殺人を否定する。

社長は、祖母が遺してくれた雑巾を凶器にするはずがないと言い張り・・・。

遺体を発見した社員は、現場に雑巾が落ちていたため、社長が殺したと思い、その雑巾を川に投げ捨てたということであった。

ローラー作戦により、川から雑巾が見つかった。

雑巾からは、ある人物のDNAが検出され・・・・・