警視庁捜査一課長 2020（6/11日放送）「テレワーク捜査会議」の最終回「スクランブル交差点殺人!?誰にも見えない地味な女!!（2018年放送『season3』第3話）」

「テレワーク捜査会議」もいよいよ今回が最終回。

今回の事件は、スクランブル交差点で男性が刺殺されたという事件。

人通りの多いスクランブル交差点での事件であり、多数の目撃者がいると思われたが・・・・・。

大岩一課長（内藤剛志）が運転手の奥野（塙宣之）とともに臨場。

驚くことに、多数の歩行者が横断していたスクランブル交差点であるにもかかわらず、男が刺殺される瞬間の目撃者は誰一人いなかった。

しかも被害者は、死の直前「最高だ」という訳のわからないつぶやきをしていたということであった。

刺殺された遺体の身元を確認すると、元出版社編集部員の星川草介（中林大樹）と判明した。

星川が勤務していた出版社は3年前に倒産し、それからは、自費出版を持ちかけて金を騙し取る詐欺を働いていたということがわかった。

星川の周辺に聞き込みを行うと・・・・・・。

離婚した元妻の田原志穂の話によると、星川は女グセが悪く、金に困っていたらしいことがわかった。

捜査の結果、星川の自費出版詐欺被害者は4人であった。

多治見透子、被害額50万円。

天野琴里、被害額10万円。

伊集院美輝、被害額180万円。

川尻貴美子、被害額120万円。

手分けして被害者の聴取を行う捜査一課員。

萌奈佳と小山田が、被害者のひとりである主婦の多治見透子（青山倫子）に話を聞くと・・・・・。

目立たなく大人しい感じの主婦に思えた多治見透子が、事情聴取中に犯行を自供した。

早速透子を連行して取り調べを行うと・・・・・・。

透子は自宅の時とは別人のような派手な服装に着替えていた。

そして凶器の捜索の時は、嬉々とした表情まで見せていた。

透子の供述により、凶器のナイフを捨てたという川を捜索するが凶器は見つからなかった。

不思議なことに川で凶器を探している間も、透子は楽しそうな態度だった。

星川が倒れた交差点から30m離れた路地で血痕が見つかった。

この場所が、犯行現場と断定された。

そうすると透子の供述とは合わないので、透子は一旦釈放されることになった。

「透子はかまってもらいたかっただけなのでは」と気にかける萌奈佳。

大岩一課長は萌奈佳に、確かめるよう指示した。

萌奈佳が透子を尾行していると、透子の行動から、透子が影の薄い存在感のない人間だということがわかってきた。

萌奈佳に、「死んだ女よりもっと哀れなのは、忘れられた女だ」と語った透子の言葉が印象的だった。

萌奈佳が透子の状況を報告していた時、透子が万引きで捕まったという連絡が入った。

早速現場のスーパーに向った萌奈佳。

透子の万引は今回が二度目で、一度目の万引きは当時の従業員天野琴里が許していたということだった。

萌奈佳が透子の身柄を引き取ると、透子から「凶器はビルの屋上に隠した」と話された。

そしてビルの屋上を捜索すると、透子の供述通り、凶器のナイフが発見された。

透子を取り調べた一課長大岩は、「透子は存在を認めてもらいたかったのでは？そして、誰かをかばっているのでは？」と感じるのだった。

自宅に帰った大岩が、妻の小春と話していると・・・・・。

何気ないの会話の中に出てきた「似たもの同士」と言う言葉に引っかかりを感じた大岩。

大岩はもう一度範囲を広げて、聞き込みをするよう命じる。

すると犯行現場近くで、犯行日の時も測量をしていたという測量機器を見つけて映像を確認すると、犯行の映像が見つかった。

ビルの屋上に向かう大岩たちと透子。

大岩：「ここはあなた達にとって大切な場所だったんですね」

透子：「あなた達？」

そこへ天野琴里が連行されてきて・・・・・・