エール（月～金）第9週「東京恋物語」（5/25～29日）動画あらすじ　ついに裕一（窪田正孝）がレコードデビュー！そして音（二階堂ふみ）の記念公演の選考会の結果は？

裕一（窪田正孝）は、早稲田大学の応援歌を作り上げて自信を取り戻した。

自信を取り戻した裕一は早速、福島で記者をしている鉄男（中村蒼）を喫茶「バンビー」に呼び出した。

そして鉄男に、「鉄男くん、僕と曲作んないが？君もそろそろ夢に向がって、進む時期だ！」と話すのだった。

そこへ佐藤久志もやってきた。

そこで3人は、鉄男が詩を書き、裕一が曲を作り、久志が歌うことを固く約束した。

鉄男は記者として働いているので、今すぐ作詞出来る訳はなく、鉄男は返事をできなかったが、それでも、いつかは実現したい約束であった。

音（二階堂ふみ）が通う音楽学校では、記念公演の二次審査が行われていた。

その審査員席には、何と音が憧れる双浦環（柴咲コウ）が審査員としていたのだ。

そして二次審査の結果、最終選考に残ったのは音と千鶴子（小南満佑子）の二人であった。

審査終了後、環から厳しい言葉をかけたれた音。

「あなたはこの歌で何を伝えたいの？どこまで役を理解してる？あなたの歌からは何も伝わってこなかった」

環からの言葉に対して何も応える事ができなかった音は、最終選考に残った嬉しさよりも、情けない自分が許せなかった。

落ち込む音を見かねた佐藤久志が、音に「まずは『椿姫』の世界、男女の機微をきちんと理解するうように」とアドバイスするが・・・・。

音には男女の機微が理解できなかったので、音は男女の機微を理解するための、男女の社交場でもあるカフェで女給として働くこととした。

音がカフェで働いていることが心配な裕一は、鉄男に音の様子を見に行ってほしいと頼み・・・・・・。

音が指名された席へ行くとそこには鉄男がいた。

裕一の頼みを聞いた鉄男が、音の様子を見に来たのだった。

そして、音の後ろから現れた女給・希穂子（入山法子）を見た鉄男は「希穂子、どしてこごに・・・」と言って驚くのだった。

実は鉄男と希穂子は、福島の料亭で知り合い付き合っていたのだった。

しかし鉄男に新聞社の社長令嬢との縁談が持ち上がったことを知った希穂子が、自分から身を引いて鉄男の前から姿を消したのだった。

希穂子が姿を消した理由がわからない鉄男は、希穂子が東京にいるらしいと聞いて、ずっと希穂子のことを捜していたのだ。

希穂子に突然姿を消した理由を尋ねる鉄男。

鉄男の事を想い、「田舎が嫌になったから…」と嘘を言って鉄男を突き放す希穂子。

しばらくして音がカフェで働く最後の日、鉄男がやってくるが、希穂子は鉄男に冷たい態度で追い返すのだった。

その夜裕一の家に久志と鉄男も集まり、一緒に酒をくみかわしていた。

その時鉄男が、「実は、詩を書いでみたんだ」と言って、『福島行進曲』の歌詞を二人に見せた。

『福島行進曲』は流行りの地方小唄で、恋の歌でもあった。

『福島行進曲』を読んだ裕一は、「いい。これすごくいいよ。鉄男くん！」と感動し、一晩で曲を書き上げた。

裕一が一晩で書き上げた『福島行進曲』を廿日市（古田新太）に見せると・・・・・・。

何とあの廿日市がOKを出し、すぐにレコード化が決定したのだった。

残念ながらこの歌を歌ったのは久志ではなかった。 しかしようやく裕一は、プロの作曲家としてデビューを果たすことが出来た。

裕一と鉄男のレコードデビューを祝うため、バンブーで、レコード発売の祝賀パーディーが開かれることになった。

そして音は希穂子を誘っていた。

音はこれまで、希穂子が鉄男に対して言った言葉をそのまま受け取っていたが、それが本心でない事に気づいたのだった。

音は表面的な言葉ではなく、その裏の本心に気付けるように成長していたのだった。

そしてレコード発売祝賀パーティーの日、希穂子は遅れてやってきた。

希穂子を見かけた鉄男は、希穂子に「この詩を書けたのは君のおかげだ。自分と一緒に生きてほしい。」とプロポーズするが・・・・・・。

希穂子は涙をこらえ、「私、結婚が決まったんです。経済力がある人と。」と嘘を言いながら、去っていった。

数日後、音の音楽学校では記念公演の最終選考会が開かれた。

音は、鉄男と希穂子のことを思いながら椿姫の悲恋を歌った。そうすると音の瞳には自然と涙が溢れてきた。

その夕方急ぎ足で帰ってきた裕一が音に最終選考の結果を尋ねると・・・・・・。

音は満面の笑みで・・・・・・・・