エール（月～金）第12週「アナザーストーリー」（6/15～19日）のあらすじと動画配信サービスをお試し視聴する方法？　今週は閑話休題、３つの場面のストーリーが語られ・・・

あの世（父帰る！）

あの世で宝くじに当たった安隆。

エンマ様から一泊二日の現世への旅を許された安隆は、音（二階堂ふみ）が娘の華を寝かしつけているところへ現れ・・・・・。

白装束に三角頭巾を付けた亡き父親の安隆（光石研）が現れたのを見た音は、最初は驚くが、次第に安隆を受け入れ、安隆の願いで団子を買ってきてあげるのだった。

安隆は実は、音に会いに来る前に長女の吟（松井玲奈）のところへも行ったのだが、吟は驚いて逃げてしまったのだった。

そこへ、裕一（窪田正孝）が帰ってきた。

安隆の姿は親族にしか見えないので裕一には見えない。

ちゃぶ台の上に団子が置いてあるのを見た裕一は、団子を食べながら、音から「父親の命日が近い」と聞かされると、音の実家のある豊橋のほうへ向かって手を合わせた。

裕一の誠実な人柄を目の当たりにした安隆は、音に「必ずまた歌ってほしい。」と言い残し、次は妻の光子（薬師丸ひろ子）の元へと向かった。

光子は、三女の梅（森七菜）のことを心配していた。

梅は、自分が文学を教えてあげた幼なじみが、自分よりも先に文芸誌の新人賞を受賞したことにショックを受けていた。

安隆は、「負けを認めることで、人は成長できる。」と梅に伝える。

光子には「子育てと仕事も頑張ってくれた。」と、ねぎらいの言葉をかけた。

そして安隆は最後に作業場を訪れ・・・・・。

馬具職人の頭である岩城（吉原光夫）にあるメッセージを残し・・・・・

古本屋の恋（保と恵の過去）

ある日、喫茶「バンブー」のマスター・梶取保（野間口徹）と妻の恵（仲里依紗）が、二人の馴れ初めを裕一に語り出した。

話は10年ほど前に戻り、古書店を営んでいる保。

古書店のにくるのはほとんど常連客の男ばかりだった。

木下一も常連客であったが、いつまでも自分の殻に閉じこもり外に出ない保のことが気になっていた。

そんな時、珍しく若い女性・恵が店にやってきた。

その後恵は、毎週のように店を訪れるようになった。

恵に好意を持っている保つであったが、三ケ月たっても二人の関係に進展はなかった。

ある日、木下が連れてきた親戚の子供が「なぜ行動に出ないのですか？彼女のことが好きなのでしょう。」と保に尋ねた。

そして保に、大人顔負けのアドバイスを次々と出してきた。

保も少しずつ変わり、ついに思い切った行動に出て・・・・・・。

そしてその子供の名は、佐藤久志（山崎育三郎）だった！！！

環のパリの物語（環の過去）

時はさかのぼり大正2年(1913年)。

まだ若き日の双浦環（柴咲コウ）が歌手として本場の舞台に立つ夢を見てフランス・パリにやって来た。

環は、15歳で大きな賞をとり、天才として称される新進気鋭の画家・今村 嗣人（つぐひと）と恋に落ち、二人は一緒に暮らしはじめた。

季節は巡り、環は持ち前の美貌と行動力ですぐに周囲の注目を集めたが、今村は、個展を開いても「ただただ凡庸だ」と新聞で酷評されるのだった。

そしてついに、環はオペラハウスで上演される『蝶々夫人』のヒロインの座をつかんだ。

しかし、今村は環のことを祝福できず逆に環への嫉妬が渦巻くのだった。

ついに今村は、「俺は、君という光の影でいることは耐えられない。環、歌を諦めてほしい。」と懇願するが・・・・・。

環が選んだのは・・・・・・・・